アバロン・タグ

名札をつけて産地証明・資源管理

アバロン・タグ®はステンレス製の小さな貝類用の名札です。
東京海洋大学の特許技術（特許第3962808）を活用した製品です。取付簡単で錆びにくく、貝の成長に悪影響を及ぼさない工夫がされています。
全国でアワビ資源が減少傾向のため、種苗放流による資源回復が試みられています。アバロン・タグを取り付けてからアワビの稚貝を放流すると、放流場所や放流年を明確に知ることができ、資源管理に役立てることができます。また、産地が明らかになるので、産地偽装を防止したり、地域ブランドの確立や、養殖アワビのブランド化のツールとしても活用できます。

アバロン・タグについて詳しく　

アバロン・タグはモノづくり連携大賞の特別賞を受賞しています。

モノづくり連携大賞　

本事業の概要

（１）特許出願等：特許第3962808 国立大学法人東京海洋大学
（２）商標出願等：商標第4988873 （株）イー・ピー・アイ
（３）共同事業体
　　　・東京海洋大学産学・地域連携推進機構（技術開発・技術指導）
　　　・（株）イー・ピー・アイ（製造・販売）

アバロン・タグの形状

1.タグの装着を確実にするために、タグの根元に爪状の「かえし」があります。タグの短辺部分の真向かいにあるために、貝殻を挟んでタグを固定しやすい形状となっています。
2.貝殻の厚さに合わせて、タグの一部を折り曲げて装着性を高めることができます。
3.タグの折り曲げ強度を高めるために、これまでタグの幅は一定でしたが、タグの折り曲げに対する強度を高めるため、タグを横から見てカーブ状になっている部分の幅を広くしました。
4.タグが殻と一体化しやすいようにアワビがタグを殻に取り込むための負担を軽減するために、短辺部分にくびれを設けました。

現在のアバロン・タグの形状は下図の通りです。